葬儀の基礎知識 家族葬と一般葬の違い

2020.03.15 カテゴリ | 葬儀の基礎知識

近年、家族葬は常に増加傾向にあり

「家族葬で葬儀を執り行いたい」というご希望も一般的なものになりました。

 

《家族葬に定義はない》

家族葬には、じつは「これをすれば家族葬になる」というような

条件や定義はありません。

では、具体的に家族葬は何が通常のお葬式(一般葬)と違うかというと、

『葬儀のお知らせ=訃報を伝える先をご遺族が限定して行うことが多い』のが

家族葬ではないかと思います。

 

《関係者全員に知らせるのが一般葬》

葬儀の日時や場所を知らせる訃報を関係者全員に知らせるのが一般葬です。

ここでいう「関係者」は

◆親族(血族・姻族問わず)

◆町内関係(隣保)

◆友人・知人

◆故人・遺族・親族の会社関係

などがあります。

 

連絡先を限定するのが家族葬》

対して家族葬では、関係者全員にお知らせするのではなく、

ご家族が「この方には知らせて、お参りに来ていただこう」と

関係者から連絡先をピックアップして、ある程度絞った形でお知らせすることが多いです。

お知らせする関係者は

◆親族(血族・姻族問わず)

◆町内関係(隣保)

◆友人・知人

くらいまでに留めることが多いのではないかと思います。

ただし、家族葬でも「どこまで知らせるのか」「知らせてはいけないのか」という

決まりは特別ありません。

遺族・親族だけで行われる家族葬もありますし、

ご近所付き合いが多い地域では町内関係にもお知らせし、

また広い交友関係をお持ちの故人様であれば、友人の方々にもお知らせするなど

一概に決まっていません。

 

《家族葬の定義》

このように、家族葬といっても故人の意思・ご家族の意向により

規模はまちまちですが、

『家族が訃報の連絡先を自分たちで決める』ことが

家族葬の一つの定義ではないかと思います。

 

※葬儀の風習・作法などは地域により異なることがあります。
ここでは、基本的に静岡県西部・遠州地方の作法に則り解説しています。
また宗教者によっても異なる場合があります。

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